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東京医労連第73回定期大会開催される!
(6月30日〜7月1日)
41組合186名が参加、たたかいの方針を決定!!

 今年の定期大会は、初めて一泊二日で行われました。場所は、昨年と同じ磯部温泉「ホテル磯部ガーデン」で開催されました。大会には、41組合186名が参加して成功しました。そして、30名を超える大会代議員・傍聴者が発言して、たたかいの方針を決定し新しい役員体制を選出しました。詳しくは、近日中に発行される東京医労連機関誌『医療の仲間』の「大会特集号」をご覧下さい。
 それに先だって、『大会宣言』と『大会特別決議』を掲載します。


大会宣言(案)

 「未来」、この言葉に誰もが夢を感じます。しかし現実の世界を見つめた時、その未来に夢がもてるでしょうか。
 私たち東京医労連は、6月30日、7月1日の2日間、群馬県安中市磯部にて第73回定期大会を開催しました。相対的貧困率が世界で第2位の日本では、昨日も今日も毎日80人以上が自殺しています。医療・福祉の分野でも、患者になりたくてもなれない国民が増え、介護難民が増加するなど、患者・国民と医療者が分断されようとしています。いまほど未来に向けて私たちに多くのことが問われている時代はありません。戦争への道ではなく、平和への道を求め、命を守るために、医療・看護・介護の充実と健康で働き続けられる職場の実現にむけて、多くの仲間から豊かな実践報告と運動への決意が語られました。
 看護師不足は大学病院でも深刻でした。10:1や7:1の入院基本料を維持するために、週労働時間の延長や、長時間2交代夜勤の導入など、不利益変更提案がされた職場が多くありました。この1年間の増員署名の取り組みは、職場内だけでなく地域の病院や住民へと広げた報告がされました。新聞集金の人までつかまえ増員署名に走り回った結核予防会の仲間や、「大田・品川看護闘争委員会」を発足し、地元の医療機関を自転車で回り、賛同署名の集約に奔走した南部医療や大田・品川の看護師の仲間。東京逓信病院では産科廃止の阻止はできませんでしたが、地域医療充実への住民運動へ発展させました。夜勤協定を勝ち取った全日赤の仲間。300名のアンケートを突き付け看護部長に対策を迫った東京医大の仲間は「『新たな運動』を実感した1年」と語りました。
 解雇通告を撤回させ、賃上げまで勝ち取った厚生荘の仲間。派遣職員を正職員化させた健友会の仲間。低賃金、人手不足で過酷な労働を強いられるヘルパー業務の実態を報告し、「今こそ広く訴えていきたい」と決意を語った健和の仲間。介護の現場は、生きることの意味を教えてくれる「医療・介護の原点」と原稿をよせた勤医会の仲間。スキルアップ学習会などで2年半に組織数を2.7倍へと増やし、「組合活動に参加することが楽しくてたまりません」と締めくくった健康文化会ヘルパー支部の仲間。
 新人歓迎会の入念な準備内容を具体的に語った慶応の仲間の発言や名刺サイズの組合加入書を常に携帯し活用している健和会の仲間の発言は、まさに生きた実践報告でした。
 勤労者通信大学を励まし合って卒業した南部医療の青年は、「学習が力になって、候補者の名前が夢に出るほど都知事選挙でがんばれた」とほがらかに発言。精研武蔵野の仲間は、「組合が要求しなければ、医療は良くならない」と確信に満ちて語りました。
 大会は、「憲法改悪反対」「医療・介護・福祉労働者の大幅増員」「安全・安心の医療・介護・社会保障制度実現」「組織の抜本的な強化と拡大」を基調とした2007年運動方針を満場一致で決定しました。
 医療現場を根本から改善するためには、患者・国民と共同で取り組むことが不可欠です。今年のナースウェーブでは、多くの地域住民の参加を呼びかけ、若い仲間の魅力あふれる集会にしましょう。
 この大会が、確かな未来を築く新たな一歩にふさわしい大会であったことを共に確認し、全組合員の知恵と力を結集し、未来の夢に向かって、全力を挙げて奮闘することを決意し、大会宣言とします。

2007年7月1日
東京地方医療労働組合連合会
第73回定期大会


憲法改悪、いのち・暮らしを切り捨てる暴走政治を許さず、医療・介護・福祉労働者の大幅増員で安全・安心の医療・介護・社会保障制度を実現しよう!
−−憲法を守り、安全・安心の医療・介護・社会保障制度を実現する特別委決議−−

 小泉政権のあとを引き継いだ安倍政権は、重大な悪法を次々と強行成立させました。昨年の教育基本法の改悪にはじまり、今年に入り改憲手続き法案、在日米軍再編法案の強行、国会の最終盤ではイラク派兵延長、改悪教育3法案の成立を強行しました。そして、国会延長を強行し「国家公務員の天下り自由化法案」「社会保険庁解体法案」などの成立を強行しました。まさに、党利党略による問答無用の暴走政治です。さらに、3年後の憲法改悪も参議院選挙の公約に掲げ暴走政治を強めようとしています。
 「構造改革」路線のもとで、医療と介護の負担増や療養病床の削減・廃止の方向が具体化され、その影響で、地域の医療と介護が崩壊の危機に陥っています。医師・看護師不足もあいまって、医療・介護の空白地域が生まれ、行き場のない「医療難民」「介護難民」が全国に広がってきています。この状況の下で、国民・労働者の中に「格差と貧困」が広がり、ワーキングプアの増大、定率減税全廃で住民税の増税など高齢者へ大幅な負担増がのしかかっています。まさに、国民のいのちと暮らしの切り捨てです。
 職場では、利用者・患者の立場に立った献身的な努力が続いています。しかし、あいつぐ医療制度改悪のもと、医療分野では労働条件や人手不足も改善されず多忙を極め、劣悪な状態が続き、医師・看護師の絶対数の不足で新卒看護師を中心に離職があとをたちません。介護分野でも制度改悪のもと労働者の労働条件の悪化が強まり生活もままならず、利用者の要望に応えたくても応えられないという事態も生まれ、介護労働者の確保すら困難になっています。
 一方で、国民的運動も広がってきています。「9条の会」が全国で6000を超え8割の国民が「9条を評価」し、障害者自立支援法のたたかいで政府から財政措置を引き出し、公害患者のたたかいでは、財政措置と和解の方向を引き出しました。また、大企業の不祥事が後を絶たず、ついにコムスンが不正受給で介護分野からの撤退を余儀なくされました。さらに、自衛隊の国民監視など安倍「靖国」派内閣の暴走政治に国民の警戒感も高まっています。「消えた年金」問題、「政治とカネ」問題、庶民大増税など、安倍・自公政権の悪政の矛盾が次々に表面化し、内閣支持率は急落しています。
 私たち医療・介護・福祉労働者も、「医師・看護師、介護・福祉労働者の増員で地域医療・介護を守れ」の運動をすすめ、約100万筆の「増員署名」を集めました。そして、働き続けられる職場を目指して大幅増員のたたかいを強め、国民的世論を広げてきました。今後、さらに医療・介護の崩壊を許さない大きなたたかいを国民・患者・利用者とともにつくりあげていくことが求められています。
 安倍政権の「構造改革」路線を許さないためにも、参議院選挙で悪政への審判を下していきましょう。そして、憲法改悪、いのちと暮らしの切り捨てを許さず、医療・介護・福祉労働者を大幅に増やして安全・安心の医療・介護・社会保障を実現しましょう!!私たち医療・介護・福祉労働者は、その運動の先頭に立って奮闘します。
以上、決議します。

2007年7月1日
東京地方医療労働組合連合会
第73回定期大会


東京医労連07年春闘討論集会に198人

元気出た!

 3日間

 1月14日〜16日の三日間、千葉県勝浦市のホテルを会場に東京医労連07春闘討論集会を開催し、37組合から百九十八名が参加して活発に春闘方針の議論を行いました。
 毎年開催しているこの討論集会では、一日目に全体会で情勢学習と春闘方針提起を受けた後、夕方から翌二日目午前中まで「賃金闘争」「労働条件」「看護闘争」「社保・平和」「組織拡大・共済」「初級学習講座」の六分科会で課題別に討議を行い、その後三日目にかけては、病院性格別の「部会」ごとに分かれて春闘の意思統一を深めています。
 今回の全体会では日本医労連の田中千恵子委員長に講演をお願いし、昨秋の10・27集会成功までの全国各地の奮闘や、これまでの看護闘争の歴史を紹介してもらいながら、今後更なる運動の発展に向かって大いに励まされる内容でした。
 分科会討論においても、看護闘争分科会に参加者が一番多く集中し、昨年からの運動を更に大きく広げていくための活発な議論が交わされました。また、比較的組合役員経験の浅い参加者を中心に基礎学習をわかりやすく身に付けてもらおうと、昨年から分科会に盛り込んだ「初級学習講座」では、医療労働運動に関わりの深い東京法律事務所の上条弁護士から、働く者が最低限知っておきたいルールについて学び、更に「生き生きとした労働組合運動のために」と題して、東京学習会議や労働者教育協会で活躍する大高保明さんから、実践的で楽しく学べる内容の講義を聴きました。
 三日間を通しての討論で、「いい刺激になった」「元気が出た」「職場で早速取り組めるようなヒントをもらえた」など、非常に有意義な論議となった様子も感想文から伺え、春闘の取り組みに弾みがついた討論集会となりました。


関東医療労度学校「御岳教室」終わる

 今年で40回目を迎えた恒例の関東医療労働学校(御岳教室)が、9月22日〜24日の日程で青梅市にある御岳山の御岳山荘で開催されました。今年の参加者は15組合から53名、内16名が初参加で、役員を除く19名が3日間全日程に参加して受講証を受け取りました。
 初日こそ時折小雨の混じる曇り空でしたが、2日目以降は天候にも恵まれ、都内とは思えない豊かな自然環境の下で多いに学び、都内各地の病院や施設で働く職員同士めったに持てない貴重な交流の場として、充実した3日間を過ごすことができました。


 以下は医療労働学校の日程と、参加者の感想文を一部ご紹介します。



06年関東医療労働学校御岳教室

【 日 程 】

第1日目

13:00−13:30

開校式

13:30−17:00

講義 「現代の青年と人間らしさの問題」山田 敬男先生

17:00−18:00

分散会

18:30−

夕食

20:00−

キャンプファイアー/自由交流


第2日目

07:00−08:00

ラジオ体操、掃除

08:00−

朝食

09:00−12:00

講義 「労働者階級とその闘い」山田 敬男先生

12:00−13:00

昼食

13:00−14:00

レクリェーション

18:30−

夕食

20:00−

大交流会/自由交流


第3日目

07:00−08:00

ラジオ体操、掃除

08:00−

朝食

09:00−12:00

講義 「情勢を考える」山田 敬男先生

12:00−13:00

昼食

13:00−14:00

分散会

14:00−15:00

閉校式





「魅力的な活動家」となれるようしていきたい

 民間病院 20代看護師

 今回初の参加でした。私は組合の執行委員を務めているというものの、実際は業務が多忙でなかなか組合活動に参加できず、名ばかりの執行委員でした。
 組合員としても日が浅く、本当に何もわからない、知識もない状況であり、今回労働学校に参加して少し理解できたのかな・・という段階です。講義は聞けば聞くほど奥が深く、更に深めていかなければならないと実感し、帰ってからも振り返りたいと思っているところです。そしてこれからは、もっと視野を広げ、「魅力的な活動家」となれるようしていきたいです!!
 現状として、組合活動を行ってもなかなか意見が通らず、状況改善に困難な傾向がありますが、いかに労働者が団結しモチベーションを高めていけるのかを執行委員として考えていき、実行していけるよう関わっていけるように、自分自身も知識を広げ向上していきたいと思います。

《労働学校全体について》
 他院の方達と交流が出来、同じような状況で悩んでいたり、状況を比較することで、再度問題点が浮きぼりになったりと、今までは自分の病院内だけで考えていただけであったのが、広い視野をもって考える機会が出来ました。
 講義だけでなく、レクを日程に組み込んであったりと、楽しく参加することが出来ました。




要求へのこだわりを持ち続けられる活動家でありたい

 大学病院 20代看護師

 昨年初参加させて頂き、今回2回目の労働学校に参加させて頂きました。今年も、山田先生の貴重な御講義を拝聴させて頂き、非常に有意義な学習を深める事ができました。改めて、多角的視点で物事を分析し、考察する事の重要性を再認識する事ができました。
 私が考える労働学校での意義は、新たな学習を深める事ができ、活動への意欲やモチベーションを高める事ができ、そして職場や各単組での同じような境遇、悩みを持つ多くの仲間と出会い、交流を深める事ができる事だと実感致します。
 情勢は、医療と同様に日進月歩かと思いますが、組合のあり方や活動の視点や闘い方、要求実現への方向性や戦略といった活動方針も、その状況に適した運動が必要であり、組合に求められる資質かと考えております。
 今後も、職場の仲間一人一人の不安や要求にしっかりと着目し、要求へのこだわりを持ち続けられる活動家でありたいと強く思います。

《労働学校全体について》
 昨年初参加させて頂き、今回2回目の労働学校に全日程参加させて頂きました。今年も山田先生の御講義を拝聴させて頂き、非常に有意義な学習を受講でき、改めて様々な観点で認識を深める事ができ、労働学校の意義、存在価値を強く実感致しました。各単組も多忙で、執行部の役員の方々もご多忙な状況かと存じますが、今後も引き続き継続し、組合員や各役員の学習・交流の場としてあり続ける事を願います。




また新たな気持ちでがんばろうと思えました

 民間診療所 30代事務

 中央執行委員を2期やって、来期は降りたいと考えていたが、労働学校に参加し、山田先生の話を聞きとても勇気づけられ、また新たな気持ちでがんばろうと思えました。この気持ちを忘れず、まずは職場に戻ったら、今回自分が得ることができた知識を職場の人に伝える事からはじめていきたいと思います。そして、たくさんの人の声に耳をかたむけ、少しでも「まともな人間関係」に近づける様、魅力的な活動家めざしてがんばっていきたいと思います。
 毎日10分でも20分でも、赤青黄色の色エンピツを片手に新聞に目を通していこうと思います。

《労働学校全体について》
 心がリフレッシュし、新たな知識、考え方を吸収する事ができ、新たな気持ちで来期をむかえる事ができ、自分の中で労働学校が1つのくぎりとなっています




忙しい中でも活動する意義を再確認できた

 民間病院 20代看護師

 今回はじめて参加して、労組で活動することはごく当たり前に普通のことなのだと思えてよかった。医療現場で働いていると日々の忙しさに飲み込まれて、自分が今置かれている状況をなかなか振り返って分析することができない。しかし、そのような状況の中でも多くの看護師が様々な不安や諦めを感じ、一旦仕事が終わって食事などに行くと、ほぼ仕事の愚痴ばかりをずっと話しているなと思う。抱いている感情や感覚は、労組でやろうとしている活動で前進できることがあるということを、広くみんなに知ってもらいたいと思う。忙しい中でも活動する意義を、学校に参加して私は再確認できたので、少しずつでも組合員一人一人が組合活動への関わりを持ってほしいと思った。そのための手段も、他の組合員との交流の中で発見することもできた。これから閉じた組合ではなく開いた組合、身近な組合を目指して内なる仲間を増やし、みんなで大きな力となって活動できるよう、私も知らないことは学習し、人間として成長したいと思った。

《労働学校全体について》
 普段関わったことのない他院所の労組との交流を通じて、これから労組や青年部で具体的にどうやって活動していけばいいかをつかむことができたと思う。方向性が見えたことでモヤモヤしていたものが消えてよかった。講演も非常に濃い内容で分かりやすく、もっと多くのことを知りたい、学びたいと思った。




「内なる仲間」、信頼関係のある仲間を増やす、
そのための方法も見つかったような気がする


 民間病院 20代薬剤師

 初めての参加で、何をするのか漠然としかわからないまま来ることになったので、自分なりに日頃かかえている悩みなどを解決するためにテーマを決めて、何かしら得て帰ろうと思っていました。
 「青年部活動の活性化、仲間づくりのために何が必要なのか、青年部部長として自分がどう動けばいいのか」をテーマにしました。
 山田先生の講義や分散会の中で、また遅くまで飲みながら論議ができた交流会の中で、いろいろな人の話しを聞き、同じ組合の仲間とそれを煮つめることができました。
 今までは青年部の運営委員を増やすことに難しさを感じていたのですが、まずは運営委員ではなく、「内なる仲間」、信頼関係のある仲間を増やそうと思うようになりました。そのための方法も見つかったような気がします。
 寝不足でうまい文章が書けず、すみません。

《労働学校全体について》
 初めての参加で緊張したが、参加してよかったと思う。
 自治会の仕事はやりたくなかったが、やっていなければ、主体的に行動することができなかったかも知れない。




《民医労「憲法ニュースNo9」より転載》
4.9東京民医労・慶応労組四谷支部学習&靖国実態調査に28名が参加

 4月9日(日)の午後に、東京民医労と慶応労組四谷支部との共催で、靖国神社とその戦争博物館である遊就館の実態調査行動が行われ、民医労からは8単組17名が参加しました。またこの行動には、東京医労連元副委員長の檜山紀雄さんと新宿平和委員会の長谷川順一さんに同行していただきました。
 半日たっぷり使った調査行動を通じて、戦前から保険会社が靖国神社を支援してきたこと、最も「神聖な場所」の一つであるはずの「招魂斎庭」前の広場を月極駐車場として活用して資金調達の手段にしていること、日本の戦争によってアジアの国々の独立が促進されたということを地図で示しながら、その地図上からはなぜかかつての日本の植民地であった国々が独立したとはされていないこと、日本語のパンフレットには記述しながら、外国人向けに作られた英文でのパンフレットでは触れてない部分が多いことなど、靖国神社と遊就館のうそとごまかしを浮き彫りになる調査行動となりました。

4.9靖国神社実態調査参加者 「招魂斎庭」前の月極駐車場


06春闘での加盟組合の看護師増員と医療改悪反対のとりくみ

 東京医労連として、看護師増員と医療改悪反対のいたたかいを06年春闘で取り組んでいます(「医療・社会保障、平和・憲法」のページ参照)が、以下、加盟組合での取り組みを紹介します。

3月11日蒲田駅頭宣伝行動(南部:労使共闘) 3月14日地域デモ(南部:労使共闘)

 加盟組合では2月21日には、看護増員と医療改悪に反対する東京民医労統一行動を行い(看護闘争か民医労ページ参照)、3月4日には健和会労組が港勤医協労組や健和会法人にも呼びかけ北千住駅で宣伝・署名行動を行い、南部医療労組では、月1回の宣伝行動日を設定して、昨年来駅頭や地域での宣伝・署名行動に取り組み、最近のところでは、3月11日(土)にJR蒲田駅での宣伝・署名行動、14日には「看護師増やせ!医療改悪反対!」の地域デモ(130人)をそれぞれ労使共闘で行いました。3月16日の統一行動日にほくと医療労組では、労使共闘で返信封筒付きの署名(看護増員・医療改悪反対・9条守れ署名・ビラ)を地域に全戸配布(1200)と地域宣伝をし、勤医会労組でも労使共同で病院前集会・宣伝や地域デモなど行い、健友会でも労使共闘で駅頭宣伝を行いました。健生会労組でも25日「春一番宣伝行動」の前に返信封筒付き署名の全戸配布を行い、その後も駅頭宣伝をはじめ、地域団体への要請行動、地域への1万枚署名配布行動を進めています。また、3月23日には、郵産労東京逓信病院支部で病院前宣伝・署名行動(4人参加、ビラ200枚、増員83筆、医療95筆)を行いました。
 医療・社会保障が連続改悪させる中、国民の医療改善と拡充への要求は、日増しに切実なものとなってきています。この間の宣伝・署名行動のなかで、「こんなに看護師さんが足りないとは知らなかった」「娘も看護師です。頑張って」「家族が入院しています。これ以上負担が増えると不安です」など激励の声が寄せられています。看護師などの増員や安心・安全の医療と看護の実現は医療労働者だけの要求ではなく国民との共通の要求であることが実感できる状況になってきています。国民のいのちと健康を守る医療労働者として多くの国民の声を国会に届け、医療改悪をSTOPさせ、看護師などの大幅増員を実現していきましょう!
 引き続き、多くの組合で取り組みを東京医労連書記局までお寄せ下さい。また、署名の集中もお願いします。


日本医労連関東甲信越ブロック・東京医労連 共催
「医労連ヘルパー集会」 報告

 2月5日(日)、JR信濃町駅から程近い場所にある東医健保会館にて、医労連ヘルパー集会が開催されました。昨年までは、同じ時期に東京医労連ヘルパー集会として開催してきましたが、今回は、日本医労連関東甲信越ブロックとの共催というかたちで、東京以外の県医労連でも呼びかけを行い、千葉と長野からの参加者もあり、約70名の参加で開催しました。
 はじめに、日本医労連関東甲信越ブロックの菅原議長から主催者挨拶があり、非正規職員が中心であるヘルパーの身分保障や労働条件改善が差し迫った課題であること、介護保険制度改善の運動とヘルパーの労働組合参加を広げる取り組みを、医労連としても強めていくことなどが話されました。
 続いて、「改正介護保険で介護労働がどうなるか」と題して、ホームヘルパー全国連絡会代表の三輪道子さんに講演をお願いしました。三輪さんは、今回の介護保険制度改正(改悪)の内容と問題点を分析し、予想されるヘルパーや利用者への影響を指摘した上で、自らが京都でヘルパーネット(労働組合)を結成して運動を広げてきた経験を紹介しながら、労働組合を基礎に運動をすすめることの必要性や有効性を、とてもわかりやすく話してくれました。ヘルパーが自主的に、主体的に、自分たちの問題に取り組むことの大切さが、三輪さんの話の中からとても感じられ、今後の取り組みにおおいに参考となる講演でした。
 その後、東京医労連ヘルパー協議会中村事務局長から、介護保険制度をめぐるこの間の情勢の動きと私たちの運動の報告、そしてこの春の取り組みを中心とした問題提起が行われた後、参加したヘルパー労組や分会から、積極的な発言・報告が続きました。
 最後に、東京医労連森田書記次長から集会のまとめと6点の行動提起があり、引き続きヘルパー同士の交流と学習を強めながら、利用者が安心して暮らせる介護を守り、ヘルパーの社会的役割にふさわしい身分保障の確立と諸条件の改善をつくりあげるために、ヘルパー自らが積極的に運動に参加して行こうと確認して集会を終わりました。

*ヘルパー集会での「問題提起」と「取り組み提案」を掲載しました。参考にご覧ください。


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