今年で40回目を迎えた恒例の関東医療労働学校(御岳教室)が、9月22日〜24日の日程で青梅市にある御岳山の御岳山荘で開催されました。今年の参加者は15組合から53名、内16名が初参加で、役員を除く19名が3日間全日程に参加して受講証を受け取りました。
初日こそ時折小雨の混じる曇り空でしたが、2日目以降は天候にも恵まれ、都内とは思えない豊かな自然環境の下で多いに学び、都内各地の病院や施設で働く職員同士めったに持てない貴重な交流の場として、充実した3日間を過ごすことができました。
以下は医療労働学校の日程と、参加者の感想文を一部ご紹介します。
06年関東医療労働学校御岳教室
【 日 程 】
第1日目
13:00−13:30
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開校式
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13:30−17:00
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講義 「現代の青年と人間らしさの問題」山田 敬男先生
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17:00−18:00
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分散会
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18:30−
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夕食
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20:00−
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キャンプファイアー/自由交流
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第2日目
07:00−08:00
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ラジオ体操、掃除
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08:00−
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朝食
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09:00−12:00
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講義 「労働者階級とその闘い」山田 敬男先生
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12:00−13:00
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昼食
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13:00−14:00
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レクリェーション
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18:30−
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夕食
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20:00−
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大交流会/自由交流
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第3日目
07:00−08:00
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ラジオ体操、掃除
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08:00−
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朝食
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09:00−12:00
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講義 「情勢を考える」山田 敬男先生
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12:00−13:00
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昼食
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13:00−14:00
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分散会
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14:00−15:00
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閉校式
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「魅力的な活動家」となれるようしていきたい
民間病院 20代看護師♀
今回初の参加でした。私は組合の執行委員を務めているというものの、実際は業務が多忙でなかなか組合活動に参加できず、名ばかりの執行委員でした。
組合員としても日が浅く、本当に何もわからない、知識もない状況であり、今回労働学校に参加して少し理解できたのかな・・という段階です。講義は聞けば聞くほど奥が深く、更に深めていかなければならないと実感し、帰ってからも振り返りたいと思っているところです。そしてこれからは、もっと視野を広げ、「魅力的な活動家」となれるようしていきたいです!!
現状として、組合活動を行ってもなかなか意見が通らず、状況改善に困難な傾向がありますが、いかに労働者が団結しモチベーションを高めていけるのかを執行委員として考えていき、実行していけるよう関わっていけるように、自分自身も知識を広げ向上していきたいと思います。
《労働学校全体について》
他院の方達と交流が出来、同じような状況で悩んでいたり、状況を比較することで、再度問題点が浮きぼりになったりと、今までは自分の病院内だけで考えていただけであったのが、広い視野をもって考える機会が出来ました。
講義だけでなく、レクを日程に組み込んであったりと、楽しく参加することが出来ました。
要求へのこだわりを持ち続けられる活動家でありたい
大学病院 20代看護師♂
昨年初参加させて頂き、今回2回目の労働学校に参加させて頂きました。今年も、山田先生の貴重な御講義を拝聴させて頂き、非常に有意義な学習を深める事ができました。改めて、多角的視点で物事を分析し、考察する事の重要性を再認識する事ができました。
私が考える労働学校での意義は、新たな学習を深める事ができ、活動への意欲やモチベーションを高める事ができ、そして職場や各単組での同じような境遇、悩みを持つ多くの仲間と出会い、交流を深める事ができる事だと実感致します。
情勢は、医療と同様に日進月歩かと思いますが、組合のあり方や活動の視点や闘い方、要求実現への方向性や戦略といった活動方針も、その状況に適した運動が必要であり、組合に求められる資質かと考えております。
今後も、職場の仲間一人一人の不安や要求にしっかりと着目し、要求へのこだわりを持ち続けられる活動家でありたいと強く思います。
《労働学校全体について》
昨年初参加させて頂き、今回2回目の労働学校に全日程参加させて頂きました。今年も山田先生の御講義を拝聴させて頂き、非常に有意義な学習を受講でき、改めて様々な観点で認識を深める事ができ、労働学校の意義、存在価値を強く実感致しました。各単組も多忙で、執行部の役員の方々もご多忙な状況かと存じますが、今後も引き続き継続し、組合員や各役員の学習・交流の場としてあり続ける事を願います。
また新たな気持ちでがんばろうと思えました
民間診療所 30代事務♀
中央執行委員を2期やって、来期は降りたいと考えていたが、労働学校に参加し、山田先生の話を聞きとても勇気づけられ、また新たな気持ちでがんばろうと思えました。この気持ちを忘れず、まずは職場に戻ったら、今回自分が得ることができた知識を職場の人に伝える事からはじめていきたいと思います。そして、たくさんの人の声に耳をかたむけ、少しでも「まともな人間関係」に近づける様、魅力的な活動家めざしてがんばっていきたいと思います。
毎日10分でも20分でも、赤青黄色の色エンピツを片手に新聞に目を通していこうと思います。
《労働学校全体について》
心がリフレッシュし、新たな知識、考え方を吸収する事ができ、新たな気持ちで来期をむかえる事ができ、自分の中で労働学校が1つのくぎりとなっています
忙しい中でも活動する意義を再確認できた
民間病院 20代看護師♀
今回はじめて参加して、労組で活動することはごく当たり前に普通のことなのだと思えてよかった。医療現場で働いていると日々の忙しさに飲み込まれて、自分が今置かれている状況をなかなか振り返って分析することができない。しかし、そのような状況の中でも多くの看護師が様々な不安や諦めを感じ、一旦仕事が終わって食事などに行くと、ほぼ仕事の愚痴ばかりをずっと話しているなと思う。抱いている感情や感覚は、労組でやろうとしている活動で前進できることがあるということを、広くみんなに知ってもらいたいと思う。忙しい中でも活動する意義を、学校に参加して私は再確認できたので、少しずつでも組合員一人一人が組合活動への関わりを持ってほしいと思った。そのための手段も、他の組合員との交流の中で発見することもできた。これから閉じた組合ではなく開いた組合、身近な組合を目指して内なる仲間を増やし、みんなで大きな力となって活動できるよう、私も知らないことは学習し、人間として成長したいと思った。
《労働学校全体について》
普段関わったことのない他院所の労組との交流を通じて、これから労組や青年部で具体的にどうやって活動していけばいいかをつかむことができたと思う。方向性が見えたことでモヤモヤしていたものが消えてよかった。講演も非常に濃い内容で分かりやすく、もっと多くのことを知りたい、学びたいと思った。
「内なる仲間」、信頼関係のある仲間を増やす、
そのための方法も見つかったような気がする
民間病院 20代薬剤師♂
初めての参加で、何をするのか漠然としかわからないまま来ることになったので、自分なりに日頃かかえている悩みなどを解決するためにテーマを決めて、何かしら得て帰ろうと思っていました。
「青年部活動の活性化、仲間づくりのために何が必要なのか、青年部部長として自分がどう動けばいいのか」をテーマにしました。
山田先生の講義や分散会の中で、また遅くまで飲みながら論議ができた交流会の中で、いろいろな人の話しを聞き、同じ組合の仲間とそれを煮つめることができました。
今までは青年部の運営委員を増やすことに難しさを感じていたのですが、まずは運営委員ではなく、「内なる仲間」、信頼関係のある仲間を増やそうと思うようになりました。そのための方法も見つかったような気がします。
寝不足でうまい文章が書けず、すみません。
《労働学校全体について》
初めての参加で緊張したが、参加してよかったと思う。
自治会の仕事はやりたくなかったが、やっていなければ、主体的に行動することができなかったかも知れない。
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