東京医労連
組織・たたかう仲間

 

70回定期大会組織拡大・強化、争議支援討論

経営者の不当な組合攻撃には毅然とたたかい、あらゆる活動を通して仲間を増やし、組織を強化しよう!

 

 健保労組東診支部金子代議員は、当局側の執拗な労働組合潰しとのたたかいを報告。チェックオフ協定の一方的な破棄、組合の会議室利用や掲示板使用を認めない対応などが続いている。組合の弱体化を意図する不当労働行為として提訴した。ここまでたたかい続けられたのは医労連の仲間の支援のおかげ。勝利命令を勝ち取るまで頑張る決意。

 東京健生の北沢傍聴者は、法人合同に伴う労組組織合同についての経過報告。合同に関わる細かい問題まで丁寧に協議を続けてきた。引き続き組織を強化し、頼りになる組合をつくって行きたい。

 健生会の小枝代議員は、青年部活動についての発言。イラク問題など、平和を守る取り組みに力を入れてきた。今後も学習や宣伝を重視し、積極的に運動をすすめる。また、医労連青年部や地域労連の青年労働者との交流も広げていきたい。

 健友会小沼代議員。青年部が創意工夫を凝らして団体交渉をリードし、看護師寮の改善を勝ち取った経験。老朽化した寮の現状を写真に撮ってパネルを作成し、理事会側との懇談会も行いながら改善に結びつけた。青年職員の間に「やればできる」という確信が広がった。

 寿光会分会斉藤代議員。民事再生下で病院たて直しの厳しい現実の中、経営者の不当労働行為ともたたかいながら、患者の医療と労働者の生活と権利を守るため、労働組合が必死に奮闘している。いまだに倒産・破産の危機に直面しているが、病院再生をめざして頑張る。

 根岸病院の宮本代議員。経営者の支配介入・弾圧・不当労働行為とのたたかいも8年を迎える。この間、争ってきた内の一つ、初任給の一方的な引き下げ問題に対して、労働委員会から組合側完全勝利となる命令が出された。しかし経営者は、命令を履行しようとせず、労働委員会に再審査申し立てを行った。産別全体の支援のもとでたたかう重要性を噛みしめている。今後も協力を!

 健生会の椎野代議員は、介護労働者の組織化の取り組みについて発言。西多摩と立川の二つの組織化に関わった。ホームヘルパーの特殊な労働形態から、集団的に組織に結集させることが困難な状況の中で、援助をしながら一つずつ要求を実らせ、組織として独り立ちが出来るまでになった貴重な経験が語られた。

 井之頭病院の三瓶代議員は、病院経営者の組合に対する不当弾圧、差別、権利侵害など不当労働行為が続けざまに行なわれる中、職員の団結も損なわれる深刻な事態が生じ、また、36協定も締結されない中で違法残業が蔓延っている実態。産別支援のもとで、引き続き調停機関も活用しながら不当な経営者を許さないたたかいをすすめる。

 本部の太田執行委員。給食対策委員会の活動を報告。定期的に会議や総会、学習会などを行いながら運動をすすめている。上部団体の集会参加と、独自の集会や交流企画なども開催し、組織の拡大・交流にも力を入れてきた。委託・センター化問題など、病院給食に対する様々な攻撃が強まる中、学習機会も増やしながら運動を広げる。

 本部の鈴木執行委員は、社会保険病院の現状を報告。この間の都南病院のたたかいの背景にみられる通り、社会保険病院のあり方を見直すとして、様々な攻撃がかかってきた。今年は一方的に定昇停止を実施し、成果主義賃金の導入を具体的にすすめてくる。社会保険庁民営化の動きもあり更に攻撃は強まる。産別に結集して奮闘する。