東京医労連
准看護移行教育センター

03/9.2中央情報センターニュースから転載}         030902

学校開設の取組強化を確認 

 中央情報センターは9月25日、幹事・事務局会議を開催しました。来春の2年課程通信制の開設が4校に止まり、その後の開設確定も一部に止まっている下で、一定期間で希望者全員の受講を保障する学校養成所の確保にとりくみを強化していくことを確認しました。

 中央で国への運動を強化するとともに、各県情報センターや加盟組織に呼びかけ、各県で運動をいっそう強化していきます。

☆ 団体から要請書を出し、交渉を行うなど、厚生労働省に対して、国の責任で必要な養成所を確保させるとりくみを強化していく。

☆ 来年1月に計画書を出させる(2005年春開設)ために、県に対する運動を強化していく。そのため、医療機関等の団体署名や看護職の議員などを通じた県議会対策など、各県で総意あるとりくみの具体化を呼びかけていく。また、養成所や関係団体との懇談・協力などをすすめていく。

        引き続き情報センターの設置を推進(現20県)するとともに、学習会の開催や放送大学の受講推進、学習グループなど学習支援を広げていく。

 

      石川県医労連

市議会で養成所創設の決議!

 石川県医労連は県内での2年課程通信制養成所の設立をめざして、5市の9月議会に請願しました。まだ全体の結果は出ていませんが、珠洲市議会では、下記の通り、請願が採択されました。

                                            

      平成15年9月22日

   珠洲市議会議長 小泊 辰男

請願の審議結果について

あなたから提出された請願は、平成15年第4回9月定例会において、次のとおり決定したので通知します。

1.件名 准看護師の看護師資格を得る「2年生課程通信制」養成所の一刻も早い創設などを県に求める請願

2.決定 平成15年9月19日

                                              

 

     採択熊本県交渉 6割が受講希望!

 熊本県医労連は、移行教育をすすめる熊本の会とともに、9月17日に県交渉を行い、地域医療推進課看護班が対応しました。

 准看護師等への情報提供については、「施設長に通知した」、准看護師・養成所への意向調査については、「2003年7〜8月にアンケートを実施し、719人の准看護師から意向を聞いたが、60%が受講希望であった」と回答がありました。

 養成所の開設については、「2005年4月予定」、県の支援措置の計画は「これから」という結果で、再来年開設が再確認されました。

 

看護部長が院内での集団入学推進!

 大分県の民間病院では、看護部長が「2年課程通信制は、院内の看護の質の向上になる」と、放送大学の集団入学を自ら募り、20人に満たなかったため、放射線技師なども含めて集団入学しました。

 

病院が授業料を保障!

愛知県のある民間病院では、放送大学、2年課程通信制の養成所の入学者に対して、病院が学費を保障することになりました。

 

国見台労組…週1回学習会

 宮城県の国見台病院労組は、昨年12月に「よりよい内容で移行教育の実現めざして」と題して学習会を開催し、病院で働くすべての准看護師に、放送大学受講の呼びかけてきました。

 放送大学の03年度1学期受講は、15名の仲間で挑戦しました。6月の通信指導(レポート提出)から、グループ学習に取り組み、毎週金曜日を定例化し、「学習の日」としました。毎回集まってくるメンバーの顔ぶれは違いましたが、みんなで励ましあいながらの学習は、受講している人たちの励みになりました。学習方法は、「看護師国家試験問題集」を活用し、教材から学ぶことにしました。必ず1人の人がチューターを引き受け、伝達学習としました。チューターになった人は「みんなが期待して待っているので、必ず学習しなければならない」と、学習の意欲につながっています。

 グループ学習に参加した仲間からは、

みんなで学習すると楽しい」「わからないところを教えあうことができて、学習の励みになる」などの声が寄せられています。

 7月24日の認定試験には10人が挑戦しました。試験終了後に、「学習打ち上げ昼食会」を開催し、試験の感想などを出し合いました。「難しかったなー」「もうだめだー」「1月もがんばるぞー」など、「そば定食」を囲んで、おおいに盛り上がりました。