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賃金・労働条件

 

 

70回定期大会賃金闘争討論 

職場の団結と産別への結集で前進を作り出す

 

 城山病院労組の伊藤代議員は、04年春闘での定昇2割カット回答に対し産別交渉・団交で跳ね返し、準職員の正職員化

のめども勝ち取った。住宅手当の削減は跳ね返せなかったが、夏期一時金は昨年並回答を引き出した。団体交渉の手本を

見せてもらった。

 日医大の佐藤氏は大学部会としての春闘を報告。12月に春闘準備会議を持ち部会として意志統一。部会の定例化と会場

の持ち回り開催を実施。調査部、看護連絡会を確立し部会事務局次長も新設。部会の前に事務局会議を開催。経営要請も

3回行い、順天堂への部会宣伝も2回実施し、定昇割れ回答に抗議要請行動も実施。各組合で1割増の組織拡大目標も設

定し、「カクダイ君」を4回発行。4月には昭和医大のオブ加盟を得る。部会独自に組合員拡大パンフも作成し奮闘。

 東京医大の池田代議員は、中年期の給与体系改善を01年に大学当局が言明したにも関わらず実施を遅らせている。大学

本部の組合と霞ヶ浦病院の組合とともに三労組で当局を追及したが。誠意ある回答がない。約束不履行で場合によっては

中労委に提訴する事も検討していると、たたかいの状況を報告。

 癌研病院労組の板東代議員は、70年代後半からパート職員の要求を取り上げ組合への組織化を進めてきた。当局は当初

交渉を拒否していたが84年には回答を引き出し、90年からは交渉にパートの組合員も参加している。83年には一時金に率

を導入させ、92年には退職慰労金をださせるようにした。パート集会なども開いている。当局は職員の補充を派遣で行う

ようになってきた。要求を汲み上げ、組織拡大を進める事が重要と発言。 厚生荘病院労組の吉田代議員は、ベースアッ

プ回答のもとに、それでも不満とストを実施し、団交を積み重ねる中で第2次回答を引き出した。しかしその後労働条件

問題が様々噴出し、交渉を重ねている。病院機能評価を受けようとしているが、病院管理者が内容をきちんと理解してい

ない問題がある。

 結核予防会労組の斉藤代議員は、成果主義賃金について昨年秋闘でストを構え強行導入を撤回させた。協議を進めるこ

とで協定したら、2月から新しい専務となり、組合の質問に答えられない状況。今まで10回の協議を行い、キャリア給な

ど協議し、現在評価について話し合いを行っているが納得できる説明ではない目標を設定することに反対はないが、評価

することは大変難しく、評価する側の立場からの評価は公正にできない。経営は9月に提案の訂正をしてくるようだが、

強行するなら再度ストを構えて対応する

 健生会労組の杉崎代議員は薬剤師の調整手当て提案を撤回させたたたかいについて。薬局の薬剤師の労働条件が悪化す

るもとで退職が相次ぎ、経営は調整手当てを提案してきたが、年齢や職種で差別するものであった。昨年の組合大会で薬

剤師からも執行委員が選出され、今回の問題を重点課題として薬剤師向けのニュースも6回発行した。理事会は若手を確

保したい。現場はとにかくみんなが退職しない手だてを講じろと要求しギャップがある。この問題の決着がつくまで春闘

を継続する構えで対応。夏期一時金の直前に経営は職場の団結のためにと回答を撤回してきた。 


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