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03秋闘速報

 

03年秋闘、

11.14第2回組合代表者会議27組合49人参加

03年秋闘第2回組合代表者会議が11月14日新宿、農協会館で27組合49人が参加して開催。回答指定日と翌日の11.12統一行動をふまえ一時金決着にむけての当面の方針を確認しました。以下、当面方針の一部抜粋です。

 

1.衆議院選挙の結果について

 10月28日公示、11月9日投票で3年ぶりに衆議院選挙が行われました。小泉「構造改革」により国民の「痛み」が耐えがたい状況になっているもと、今までの政策・政治が続けられるのかが重要な課題でした。しかしマスコミは自民党か新民主党かと「二大政党制」を大きな争点とするという世論誘導を行いました。結果は、自民党は単独過半数を確保することはできず、改選前議席数から後退し、民主党は大きく前進しました。公明党は微増、社民党は1/4に、共産党は半減しました。自公保の政権与党は絶対過半数を確保しました。今後、自衛隊のイラク派遣問題や年金改革問題が目前で焦点となり、さらには消費税増税や憲法改悪の問題など様々な課題が山積していきます。労働者の生活と権利を守り、国民の医療・福祉を守る私たちの運動が益々重要となってきます。

 

2.秋年末闘争

1)年末一時金闘争

1)回答状況

@要求の提出とスト権確立

 10月27日現在で確認されている要求提出は51組合、スト権確立は48組合でした。その後の集約により11月14日現在、要求提出は60組合、スト権確立は49組合となっています。スト権は10月31日に慶応と城山関連の2組合を追加で提出しました。

A回答数など

  回答指定日の11月11日に回答があったのは44組合です。その後の回答を含め、11月14日現在の回答は、下記表の通りです。回答引き出し数は、49組合(昨年48組合)となっています。前年実績を以上が24組合、前年実績を下回る組合が25組合と拮抗しています。

B統一行動の取り組み

 11月11日の回答指定日を受けて行われた12日の統一行動は次の通りです。精神部会では、井の頭(病

院中庭において約 120名でスト集会。保安要員40名。東京医労連、精神部会、武三地区労、三多摩労連

から支援。大学部会各単組から支援のメッセージ)、飛鳥が早朝1時間の全面スト。民医労では南部医

療が早朝1時間の全面スト、東京健生(半日〜1日)、健友会(午後半日)、健文医療(早朝1時間)

健和会(早朝1時間)、健生会(半日〜1日)が指名スト。港勤医協、ほくと、病体が組合集会を開催

しました。なお11月7日には健保労組中央病院支部、蒲田病院支部が早朝1時間の全面ストに入ってい

ます。

 

2)回答内容

@全体の動向

a) 日本経団連が10月29日にまとめた大企業の年末一時金集計は、平均妥結額 797,978円で昨年対比で2.69%増。最終集計でも3年ぶりにプラスに転じる見通しです。(東証1部上場企業で従業員1500人以上が対象で 140カ所が回答)

b) 日本医労連全体は11月6日現在、全国81組合の回答で平均 2.252カ月+α、平均額 582,401円で、昨年実績対比で平均 0.078カ月マイナス、平均額で33,794円のマイナスとなりました。11月12日現在では 174組合の回答で 2.164カ月+31,487円、平均 587,287円、前年対比 0.166カ月マイナス、平均額で28,908円マイナスとなっています。

c) 東京都産業労働局による年末一時金調査速報(11月5日付け第1回)によると、妥結した 287件では加重平均で妥結金額が 723,091円、前年比0.48%マイナス。月数では2.24カ月となっています。単純平均では 657,014円、前年比0.39%マイナス。2.16カ月です。97年以降5年連続で前年割れとなっていますが、都は「経済情勢からみて、今年は最終的に前年比プラスに転じる可能性もある」とコメントしています。

A東京医労連の状況

a) 東京医労連全体では、11月14日現在で49組合 2.280カ月+31,843円、平均額 685,413円、昨年実績比 0.150カ月、 1,052円のマイナスで平均額では54,012円マイナスとなりました。

b) 人事院勧告による引き下げの影響で、官公が下がっていることと、大学の一部、民医労の診療所群を中心とした小法人などでの引き下げが目立ちます。回答の説明では、経営者は自らの経営責任にはふれず、患者減等による医療収入の落ち込みや、先行き不安に対する支出の抑制を上げており、経営のしわ寄せを人件費の抑制と「合理化」により切り抜ける姿勢をあらわにしています。

 

B年間回答など

 慶応、順天堂、杏林、日大/桜ヶ丘、慈雲堂/久我山/白十字ホーム、楽友会、友愛十字/国共立川、関東中央の12組合と杏雲堂、聖路加の2分会が、年間で固定ないしは春の段階で一時金が確定しています。慶応では年度末分について交渉継続。杏林、桜ヶ丘、慈雲堂、杏雲堂が春の段階で既に引き下げられています。

 

3)各部会ごとの状況

@大学部会

 慶応は一時金は年間固定であったが、春闘時に年度末一時金1カ月のカットが提案されて継続交渉となっている。今秋闘の中央交渉にかかっている。支部要求に対しては11月6日に回答があった。女子医大は12日に回答。患者減や外来棟開設と電子カルテ導入による予約制限など収入減で、帰属収入(医療収入、学生納付金、私学助成)対比でも支出超過となり前年実績より減。特別な状況のもとでの暫定的な回答。9月以降患者数など回復傾向。一昨年の水準が基準であり収支が改善すれば元に戻すと大学当局は言明。順天堂は、春に年間の一時金回答はあったが、さらに一律部分5万円の要求を出している。6日に要求説明交渉。13日に回答予定。東京医大は12日に団交で回答。月数でマイナス 0.1カ月の回答。日医大は12日に前年実績で回答。杏林は春で確定し前年比マイナス。日大は春闘より先に年間の一時金交渉を春に行い、前年実績。

A精神部会

 精神では、11月5日、6日の経営要請行動を行った。桜ヶ丘・慈雲堂は春闘で決着。井の頭では、春闘時に回答していると要求書の受け取りと回答を拒否。精研は職員構成が若くなっているもとで人件費財源を回した。50歳以上定期昇給ストップで、この部分には一律を前年と同様に回答。他は5000円ダウンの回答。烏山は大学との関係で回答は11月19日か。根岸は前年実績で回答。多摩病院では春闘未決着のもとで、春闘交渉と一緒。飛鳥は前年を0.1 カ月上回ったが、前年下げられたので一昨年と同様。吉祥寺は前年実績。

B民医労

  全体として年間3カ月の予算ベースを執行するかが争点。全体としては予算ベースで回答。東京健生は資金繰りの関係があり、来週一律部分で有額回答を出す。年度末手当ての形で年度予算分の支給を検討してほしいと法人側。中央医療は収入が前年対比64%とダウンし年間予算に届かない回答。台東保健生協は、資金繰り等などの関係でかなり苦しい回答となっている。診療報酬の改定(外来総合診療料の廃止)で診療所群や小法人の経営が悪化している。

C都内一般部会

 予防会には11月4日に回答があり一律分・年度末をカットし前年を下回る。杏雲堂は神奈川にある平塚病院の閉鎖方針が出たもとで春に前年マイナスで決着。愛育は10月29日に定期大会が行われ執行部が全員入れ代わり、これから要求提出。人勧準拠か。東京医療生協・久我山は例年通り固定。癌研には10月28日に前年実績の回答。西新井は12日に回答を2週間延期したいとの回答。

D多摩一般部会

 厚生荘は例年1次回答で一律部分の回答が出ない中出してきたが 500円のマイナス。上宮は12日回答か。資金繰りの算段が立ってから具体的数字が出る。白十字は。城山は年間の一時金の率を夏・冬と半々に。年間では 0.4カ月ダウンで夏は 1.8カ月で前年よりダウンしている。城山関連は城山と同一経営だが職員構成の関係で率が高く一律が少ない。救世軍は昨年9月から黒字経営となっているが、前年実績の回答。緑風荘、信愛、桜町等は11月下旬の回答。

E福祉部会

 鶴風会は人事院勧告準拠での回答。楽友会、友愛十字会は、法人から職能給提案が出されるもとで、その対応に追われている。

F民間全国

 健保労組では人事院勧告から離れ、一律5%カット提案のもと11月7日に全国規模のストライキを実施し運動を強めている。一時金については例年は11月下旬回答。全日赤も例年11月下旬回答。国共病組は、人事院勧告準拠の回答。

G官公

 8月の人事院勧告で一時金の切り下げ。年度末の冬への合算で夏に 0.2カ月マイナス。冬に0.25カ月マイナス。

 

4)決着へ向けてのたたかい

@ 年末一時金自体、労働者にとって重要な生活給となっています。社会保障や医療制度に対する攻撃で経営が厳しいと経営者は主張しますが、私たち労働者の生活もそれ以上に大変厳しいものになっています。回答の半数に及ぶ前年実績を引き下げる回答に対しては、職場の組合員から生活実態を経営者につきつけ、前年実績確保は当然であり、粘り強く引き上げを求めていきます。

A 労働基準法第2条では「労働条件は労働者と使用者が対等の立場において決定すべきもの」と定めています。世間相場や将来不安などは正当な理由にはなりません。経営者に回答の理由を徹底的に明らかにさせることを基本にして交渉を進めます。全組合員の合意に基づいて運動を進め、団結を意志表示する腕章闘争やリボン・ワッペン闘争など目に見える運動を進めます。

B 第2次統一行動は11月19日(水)に設定し、1日行動を基本とします。午前中は、当局による成果主義賃金の違法な強行に対するたたかいの重要な結節点となっている結核予防会労組の半日ストライキへの支援で可能な限り集中します。23区内の組合は水道橋にある法人本部の入っている水道橋ビル前へ、三多摩地域の組合は清瀬の新複十字病院へ午前9時からのスト集会に結集することとします。午後は12時からの全労連の日比谷野音集会に集結し、午後1時からは全労連、医療・福祉単産の統一行動(日比谷野音)に結集します。

C 第3次統一行動は、11月24日からの週を年末一時金闘争等の決着ゾーンとして設定します。

D 決着に当たっては、全組合員の意志統一を重視しつつ、単組独自では判断せずに、東京医労連本部・部会との相談の上決着することとします。

E 今春闘から引き続く労働条件改善要求や経営者からの引き下げ提案などについては、交渉での到達点を整理しつつ来春闘のたたかいにつなげていきます。

 

2)安全・安心の医療・看護の実現、医療保障・社会保障の拡充をめざす運動

1) 依然として看護職場では慢性的な人で不足と過密労働のもとで、いつ「医療事故」がおきても不思議ではない状況が続いています。手引きを活用しつつ看護師のメッセージ運動を職場から運動化して取り組みを進めます。「看護黒書」作成へ向けて具体化を進めます。現場の増員を進めさせていく上でも「医療・看護署名」を集めきることが重要です。職場・地域・家族・親戚などあらゆるつながりを生かして1組合員5筆を目標に、早急に署名を集めていきます。

2) 来年4月に診療報酬の「改定」が予定されています。財務省は5%の引き下げを求めると報道されています。また、「年金制度改革」へ向けて厚生労働省案などがまとめられ、年金保険料の引き上げや給付水準の低下などもでてきています。より良い医療・福祉を実現し、私たちの生活を守っていく上からも、このような政府の対応を許すわけにはいきません。「健保・年金・介護の3項目署名」を、1組合員5筆を目標に、職場・地域から集めるために駅頭宣伝行動など設定し取り組みを強めます。同時に診療報酬改善へ向けて新たに、厚生労働大臣・中医協委員への6万枚葉書要請運動が取り組まれます。早急に運動を進めます。

3) 医療職の派遣労働適用除外問題は重大な局面になってきています。団体署名等を早急に全単組から集約されるように強化します。

 

3)国立・公的病院縮小再編、都立病院統廃合、地域医療をまもる課題

1)  国立病院賃金職員の「雇止め」問題は今年11月1日で検査技師や放射線技師、薬剤師などの定員化が実現しました。看護師についても定員化の方向を固める一方で、夜勤のできない看護師はパート化、事務や助手、保育士などについては「雇止め」を行い、パート化や委託などを検討している模様です。いよいよ、来年3月末へ向けて重要な局面となってきています。

2) 11月11日(火)の共同宣伝行動(国土交通省前8:30〜、新宿駅南口8:00〜、各地域駅頭宣伝行動)は、国土交通省、新宿駅南口での宣伝には全体で25名が参加して取り組まれました。次回は12月2日(山手線全駅頭)に行う予定です。また11月18日〜20日、さらに12月には12月17日〜19日にかけて、厚生労働省前座り込み行動が計画されています。積極的に取り組みます。

 

4)組織拡大強化の取り組み

1) 運動を進めていく上で、最も大きな力は、職場からの切実な要求に基づいた組合運動です。今、経営者による「合理化」攻撃のもとで、労働者の基本的な権利が奪われようとする状況もあり、ひとりひとりの労働者が労働組合にしっかりと団結することが重要になっています。日本医労連は10月から12月を「組織拡大月間」と位置づけています。この秋年末闘争の中で、すべての組合で、組合員拡大を旺盛に進めます。また未加盟組合の加盟、未組織の組織化にも積極的に取り組みます。

2) 医労連共済は、10月から12月を「共済推進月間」と位置づけています。前進した単位共済会への表彰制度も設けています。組合員拡大とつなげて運動を進めます。

3) 全労連の「組織強化推進基金」の取り組みについては、11月30日からの第7回執行委員会にて具体化について議論の上、各組合に提起します。

4)  年末一時金が支給される12月へ向けて1組合員 100円を目標に争議支援カンパに取り組みます。各組合での取り組みをよろしくお願いします。

 

3.2004年春闘準備

1)賃金・労働条件実態調査

 すでに調査用紙は各組合に配布されています。04春闘を進めていく上での重要な資料となります。現在の集約数は 組合です。11月末の締切までに全組合から調査票が提出されるように点検を強化します。各組合の協力もよろしくお願いします。

 

2)春闘要求アンケート

 04春闘の要求アンケートを配布し集約していきます。配布自体が遅れています。秋年末闘争での集約目標5000名へ向けて、取り組みを進めます。

 

 

 

4.当面する日程

 11月14日(金) 東京医労連・秋年末闘争第2回組合代表者会議(新宿・新宿農協会館)

   15日(土) 東京医労連・青年代表者会議(医療労働会館)

         東京労連女性センター定期総会(ラパスホール)

   16〜17   東京労連・民間部会(水上)

   18日(火) いのちと健康を守る東京センター結成準備会(東京地評)

         福祉部会(国分寺労政)

   18日〜20日 厚生労働省座り込み行動

   19日(水) 全労連・統一行動(日比谷野音)、秋年末闘争第2次統一行動

         三役会議

         東京医労連・ヘルパー協議会(医療労働会館)

   22日(土) サタデーアピール行動(新宿駅新南口/13:30〜/東京医労連が責任担当)

   22〜23   はたらく女性の中央集会(日本教育会館、中央区立中央会館)

   22〜24   関東医療労働学校猿ヶ京教室

   25日(月)〜秋年末闘争第3次統一行動ゾーン

   29日(土) 安全・安心、職場改善交流集会(三省堂ホール/11:00〜)

   29〜30   関東信越地方協議会・共済担当者研修会(越後湯沢・湯沢グランドホテル)

   30〜1   第7回東京医労連執行委員会(越後湯沢・双葉)

 12月2日(火) 国立病院職員・NTT・JR闘争共同宣伝行動

   7日(日) 東京母親大会(日本教育会館)

   7〜8   東京春闘共闘・春闘討論集会(箱根湯本・天成園)

   9〜10   日本医労連・関東ブロック(群馬)

   12〜13   日本医労連・春闘討論集会(伊東・ハトヤホテル)

   14日(日) 大学部会総会・春闘準備

   20日(土) サタデーアピール行動(新宿駅新南口/13:30〜)、関連協

   21日(日) 東京地評・評議員会

 1月6日(火) 東京地評・旗開き(大塚/ホテル・ベルクラシック)

   9日(金) 東京医労連・新春のつどい(豊島勤福)

   18〜20   東京医労連・春闘討論集会(越後湯沢・双葉)

   29〜30   日本医労連・中央委員会(エデュカス東京)

   30日(金) 東京春闘共闘・春闘学習決起集会

 2月6日(木) 東京医労連・中央委員会



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