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東京民医労

3月18日:健生会ニュースから                       

昨日の「大衆団交」には51名の組合員が奮闘!

理事会はあきしま相互病院・ふれあいクリニックのオープン、立川相互病院の医療機能評価の認定、「2年連続赤字=経営危機」の回避など職員の奮闘を評価するものの

「定期昇給」のみ回答 

 一般職平均額5784円

 昨日の回答指定日「大衆団交」には、51名の組合員が参加し奮闘しました。理事会から示された第一次回答は、冒頭で『あきしま相互病院・ふれあいクリニックのオープン、立川相互病院の医療機能評価の認定をうけての業務改善、「2年連続赤字=経営危機」の回避など、健生会第4次長期計画の実現に向けて大きな前進を築くことができました。困難な中でのこのような職員の奮闘に理事会として心から感謝したい』との表明がありました。しかし、『04年度は診療報酬の改定で実質マイナスとなってしまうことなどあるが、経営を安定的な軌道にのせ、長期経営計画の土台を築いていくために、5%の経常利益確保を目標に取り組んでいかなければならない、理事会も労組要求を基本的に支持はできるが、賃金・労働条件の根本的な解決は、診療報酬の引き上げ等、国の政策を変えていく闘いの課題で、患者・共同組織とともに、実現をめざして国や自治体に向けて運動をすすめていくことが必要』とし、『04年度の予算編成の到達点は目標とする5%や長計目標の4億円に達していない中での回答となり、定期昇給と年間一時金3ヶ月は確保していくが、その他の賃金・労働条件の改善については、部分的なものに限らざるを得ない』としました。

 これに対して労働組合は、休憩時間を取って「回答書」の検討を行いました。再開後、理事会に対し、労組執行部から「この1年間がんばってきた全職員にとっては、きわめて残念な回答といわざるを得ない。健生会に働く職員にも生活がある。可能な限りの検討をおこなってもらいたい。」と発言があり、その後、8名の組合員から前進回答を求める発言がありました。労組は、今日のところでさらに検討が可能か理事会に申し入れましたが、理事会は、『組合の指摘に対しては事実確認など調査が必要な点もいくつか出された。みなさんから出された要求と合わせて、次回交渉までに検討の時間をもらいたい。』としました。

組合は、「医労連のストライキ基準(不誠実回答=回答引き延ばし、定期昇給凍結、賃下げ、賃金体系の改悪、欠員不補充)などをふまえれば、全組合員によるストライキとはならない、しかし、この1年間がんばってきた職員にとって、決して納得いく回答ではない。ストライキを全面回避するのではなく、抗議の意思も込めて、中央執行委員による指名ストライキに切り替え、実施する。」ことを理事会に通告しました。

 組合員のみなさん

本日18日は、全国の医療で働く医労連の仲間や全労連の仲間が、賃金・労働条件の改善をめざすたたかいに立ち上がっています。また、政府に対しても医療保険制度の改悪反対、社会保障の充実など国民的要求掲げて、全国統一行動に入っています。

健生会医療労働組合も中央執行委員を中心に指名ストライキに入りこの行動に立ち上がります。今後も要求の前進をめざして、春闘交渉を継続します。生活を守る賃金と働きつづけられる労働条件の改善をめざして、職場討議をくり返し行い次回の大衆団交で前進回答を引き出すために、団交への参加を強めていきましょう。



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