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病院給食対策委員会

「給食対策委員会泊り込み総会・交流会」報告

12月14・15日秩父民宿「とちや」

 

 

 事務局長の癌研田中さんも年一回の全員勤務での職場大掃除の日程が入り不参加、女子医大吉田さんも仕事で不参加など常連者多数の不参加があったものの、18単組22名参加で「給食対策委員会泊り込み総会・交流会」が秩父民宿「とちや」で12月14・15日行われました。

 太田対策委員会委員長は開会挨拶で「武蔵野日赤の委託など委託が進行しているが、対策委員会のこの一年間の活動は未組織へのオルグ活動や給食医療研の成功、筍&バーベキューなどの取り組み等みんなで活動してきた。今日の集まりを通じさらに一歩一歩前進させていきたい」。その後畠山から田中事務局長がまとめた一年間の活動報告の骨子が説明された後、日本医労連給食パンフの学習ポイント説明。また、「給食差益」の問題点では「20025月衆議院厚生労働委員会で当時民主党上田議員(現埼玉県知事)が給食委託している病院で400円〜800円の差益が発生している。特別管理加算は食事の温め料だ。との質問で大臣が調査を約束したが20031018日締め切りの医療関連サービスが実施した病院アンケートの中身はひどいもので、そんな調査で差益の実態は把握できないし、給食差益を持ち出すことが間違い」と強調。

 二日目は冒頭、烏山病院の厨房移転後の実態を太田さんが得意のデジカメを駆使して説明。構造上の問題から機械故障修理も含めた太田さんの活躍はもののでした。

 

 (参加者から職場実態等の報告)

     東京医大「現在職員が管理しているが日清の職員が8割以上。それを全面委託する提案がされている。八王子は日清が全面委託になっているが、病院ランキング(インターネット)の発表では八王子は最低ランクのE、本院は最高ランクのA-1で職員がしっかり管理しているところとの差がある。」

     根岸病院「以前はリヤカーで食事を運ぶなどしていたが、新厨房で調理機器も新しいものが入っている。真空調理はできる設備だがパッキングするにも袋がない。選択メニューは集計が病棟だったのでクレームがあり中止した。栄養士と調理師が一緒に病棟訪問している。」

     公立昭和「洗浄・配膳は委託。独立行政法人になると職員の身分保障がどうなるか。まだ委託の話は出ていないが、5年以上正職員の採用がなく補充はパート職員になっている。選択食は週2日だが機能評価の関係もあり週3日になる予定。」

     中野総合「施設は療養型を含め拡大しているが、病院の患者さんは減少している。調理は職員でやっているが洗浄・配膳・盛付はエムテーフード。委託会社は中野でよくできる職員を他に移動させるなどしているが技能は確実に低下していて新しいことをやろうとはならない。新しい調理機器もなく最低限の設備しかない。」

     代々木「クックチルの調理。健和会とのセンター化問題で対策委員会も入って民医労と一緒に対策会議を行っている。HACCPでの衛生・安全などの対策や採算性など問題は多い。提案では実質収入源になるし、調理師としての働き甲斐など心配。」

     健和会「老健から来るまで10分程度で柳原病院に配送されるが保冷箱で特に夏場ではチルド状態が保てないなど問題が多い。新築6年建つが調理場は本当に狭い。アラジン社の配膳車を使用しているが(ワンヒーター)加熱される料理は湯気が出るなど暖かい一方、肉じゃがなど小鉢は冷たいまま。以前との比較ではサテライトで一人減っただけ。センター化は危険がいっぱい。」

     多摩「富士産業に委託になって丸3年になるが直営時代のパートの人1人がいるだけで人は変わっている。厨房の移転計画があるが建物の構造上大変だ。保温食器から温冷配膳車になる予定。委託時職員は老健に移動したが、2名へって定年後職員補充はパートになった。八王子では委託に次々となっている。一日1460円で委託もある」

     ほくと「荒川生協の栄養課はなくなり王子生協と北病院だけ。統一メニューになっているが各院所の都合にあわせて変える場合もある。院長がセンター化の話をしているようだが不明。二院所間の給食の交流は今はない。」

     立川「これまで診療所が病院を支えていたが診療報酬の影響で赤字。赤字の中で先が見えない。年収で60万円へったが経営的には大幅に改善されてきた。外注は入っていないが東京民医連でいう経済定員に基づいた人員配置になっている。」

     国立武蔵村山「土日以外は選択食。合理化がどんどん進められている。全国4病院で全面委託の攻撃がかかっていて東京医療センター(元東京第二病院)もその一つ。職員は全員配転へ。賃金職員は退職か・委託会社へ移動・パートの選択を迫っている。パートは6時間しか働かさないため生活ができなくなる。」

     精研「直営で栄養科はほぼ全員組合員。医師や看護婦の言われるがままさまざまな個人対応しているが機能評価では選択メニューをやっていない・栄養指導件数が少ないなどの指摘で実施に動いている。パン食のメニューを変えつつある。マニュアルもものすごく増えやたら疲れている。」

     厚生壮(看護師)「設備的にちょっと問題があると思うが、他と比べまだ恵まれているかとも思う。委託の話はまだ出ていないが起こりうることと思うし、派遣の問題が大きくなっていくのではと思う。」

     城山「調理現場は一日7名で人がいなければ栄養士を入れて7名を確保する。常時満床で介護度4・5の患者さんが多くゼリー食などが多くなっている。以前と比較し冷凍も増えてきた。調理師が少なくなってきていて良い食事を出したいが味にムラがあったり寂しい思いもする。材料費は落ちた。あと5年で今の職員は定年でいなくなる。」

     桜ヶ丘「今年7月から機能評価を受けるため選択メニューが週一回から三回になり、病棟専属栄養士を配置した。ただし機能評価後専属栄養士はもとに戻った。いま人事考課を導入したいと経営側が言ってきている。」

     東京健生「老健に月6〜7回行っている。委託は入っていないが流れとして先行き不透明。年度途中退職者補充をしないといっていて、12月定年者の補充が心配。大泉の病院ではシダックス系列の会社から材料をすべて購入している。」

 

今年は例年より参加者が少なく非常に残念でしたが、討論には全員が参加し、夕食交流

会も活発に行われました。司会を引き受けていただいた一日目東京健生の吉田さん、二日目中野総合の花岡さんには討論の進行役として大いに力を発揮していただきありがとうございました。                        文責 畠山



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