去年の7月に長年勤務していた病棟勤務を去り、訪問看護ステーションへやってきました。 訪問で入院していた患者さんのお宅へ行くと病院や病棟への不満なども多く聞かれ、ちょっとまえまでそこで働いていた私としてはとても悲しい気持ちやハットさせられる思いがあります。
病棟のナースは人一倍患者さんのことを主っていると思います。しかし、現実はとてもそこにたどりつくことはできないのです。思いが強ければ強いほど充分にしてあげることができない思いが燃え尽き症候群のようにナース自身にふりかかり、やめて行くナースも多いのです。
私の後輩たちもやはり、同じような思いでやめていきました。何かがおこればナースや病院のせいになるこの時代。本当に安全な医療をおこないたいと主っているのはやはり現場のスタッフたちで厚生省やら政府やらのえらい人たちではないと思います。
診療報酬の改訂があり、病院の収入が上がらなくなり、ますます、ナースが配置できない状況になっていまする
どうか、きちっと評価してください。お金もうけを主とする病院がありますが、私たち病院は違います。どうか人間本来の声明を尊ぶ精神を政府の方々は考えてほしいと思います。
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